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 子どもに上手く関わりたいと思っているけれど、上手くいかないこともある。そんな日は気分もどんより、なんとも言えない気持ちになることありますよね。

そもそも子どもの気持ちを100%理解するなんて、できるんでしょうか?

「あなたの気持ちは100%全部手に取るようにわかる!」

もし誰かにこんな風に言われたらどんな気持ちがしますか?嬉しいというよりも、なんだか気持ちが悪くありませんか?もちろん「そんなことあるわけない!」とツッコミを入れたい気持ちになりますよね。そう、人の心はとっても複雑。100%理解するなんて、そもそも無理なのです。それは子どもも大人も同じこと。

だからこそコミュニケーションが必要!

相手のことがわからないからこそ、コミュニケーションが必要になります。

「私はあなたのことを見て、こう感じたよ、どうかな?」
「あなたはこんな気持ちだったんだね」

そんなやり取りをしながら、相手の気持ちを確かめていく。あなたの関わりを決めていく、そのプロセスこそが子育ての醍醐味。つまり、大切なのは子どものことをエスパーのように理解するのではなく、理解するためにコミュニケーションをとることなのです。


もしあなたがあなたのお母さんに「何も言わなくても、ママはあなたのことを全部わかってるから大丈夫よ」と言われたらどうでしょうか?「お母さんすごい!」となるでしょうか。どちらかというと、重い感じがしませんか?

「お母さん、あなたの気持ちが知りたいわ。教えてくれる?」

きっとこんな風に言われた方が、あなた自身を尊重してもらえている感じがしますよね。わからない時は自分に置き換えればおのずと答えは見えてきます。

育児はトライアル&エラー!

ママ友とおしゃべりしている時に、赤ちゃんがぐずぐず。「飽きちゃったかな」と思って少し遊んであげても機嫌が直らない。立ってゆらしたら寝るかなと思ったけれど、それも違うしおっぱいでもなさそう。

大泣きして顔も赤いし、熱があるかと背中に手を入れたら汗びっしょり。結局、着ているものが多くて、暑くて機嫌が悪かったってわかりました…。

こんなこと、ありますよね。ママがどれだけ心を砕いても、子どもの気持ちを読み取ろうとしても、読み間違えることは良くあります。

先ほどもお伝えしましたが、それはある意味仕方のないことです。繰り返しになりますが、一発で赤ちゃんのぐずぐずの原因を当てるのが正解なわけではありません。「なんで気が付けなかったんだろう」と自分の関わりについて責めるのは、もちろんナンセンス。

大事なのは、次に同じような場面になった時に、今回のことを生かすことなのです。

初めから子どもとの関わりに失敗したいと思っているママはいません。誰でも「失敗したくない」と思って、一生懸命関わっているはず。だからこそ、失敗を恐れないでほしいのです。そして失敗したらそこから学び、次に関わる時の肥やしにする習慣をつけていきましょう。

習慣化に向けてワークシートを埋めてみよう!

「なんでだろう」「どうしてだろう」そう頭の中で考えているだけでは、答えが出ないことがあります。答えが出ないどころかぐるぐる考えてしまい、「気が付いたら自分を責めてた!」なんてことにもなりかねません。そんな時は紙に書き出してみるのがお勧めです。下のワークシートをご覧ください。

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このワークシートは、子どもとの関わりを冷静に見つめるのにとても有効です。「頭の中がぐちゃぐちゃ!」と思った時に、項目ごとに記入していきます。頭のぐちゃぐちゃと一緒に、心もほぐれていくのを感じることでしょう。

記入してみよう!
あなたが関わりに失敗したと感じた場面で、記入します。記入のポイントを参考にしながら、チャレンジしてみてください。

「場面」
シンプルに書いてみましょう。離乳食の場面で、お散歩の場面で、遊びに出かけた時の場面で等。

「ママの解釈」
あなたが子どもの様子を見てどんな風に感じて、子どもの行動を理解したか、そしてそれに対しての関わりを書いていきます。

「ママの関わり」
「あなたの想い」と「あなたの行動」をわけることで、心の中に残っている感情が整理されていきます。

「子どもの反応」
あなたが見たままの反応を記入します。この時の観察のポイントは、子どもの反応が「快」か「不快」かです。「泣いている」という行動一つとっても、あなたにべったりと体をゆだねて優しい声で鳴いているのは甘え泣き、どちらかというと「快」よりです。一方でドスのきいたような、主張するような泣き方は言うまでもなく「不快」の発信です。「快」か「不快」かで次の関わりが変わってきます。

「次に生かすこと」
今回の場面で失敗したと感じていることを学びとして、次の場面に生かしていきたいと感じたことを書いてみましょう。「他の方法を試してみる」「順番を変えてみる」「泣く前に抱っこしてみる」内容は何でも構いません。今度チャレンジしてみたいと思ったことを記入します。

先ほどのママ友とのおしゃべりの例を、サンプルとして記入すると下記のようになります。

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今回のケースは、赤ちゃんの様子を観察してママが決めた、4つの関わりと次に生かすことを1つ記入しました。「次に生かすこと」が複数思いついた場合には、全て書いておきましょう。

記入したら眺めてみよう

眺めてみると、頭の中でぐるぐる考えていた時には気が付けなかったことや、新しい発見があるかもしれませんし、自分の行動を冷静に見られるかもしれません。

自分のできていないところに目が行き、自己嫌悪だったけれど、書き出してみたら「自分が気が付けて関われた所」「心を砕いたこと」も一緒にみえてくるかもしれません。

書き溜めると一つの記録になり、後から読み返した時に涙が出るほど自分をほめたくなること間違いなし。長いスパンで子どもの特徴が見えてくることもあります。

是非上手に活用してみてくださいね。

ママにも毎日マルをあげよう!

どんなに嫌なことがあっても、途中ではやめられないのが子育て。とにかく長丁場です。長いからこそ、上手くいく時もいかない時もある。

だからこそ、ママのモチベーションをいかにキープするかが、とっても大切になってきます。

モチベーションをキープするための秘訣は、ずばりママ自身に毎日マルをあげること。「でも今日は子どもに上手くかかわれませんでした」そんな声が聞こえてきそうですが、子どもに良い関わりができたからマルではなく、「子どもの変化」に気が付けたからマルだとしたらどうでしょうか?

「子どもは満足していないみたい」「私が考えている解釈とは違うみたい」そのことに気が付けることは、子育ての中でとっても大切なことです。トライアル&エラーのエラーが拾えてフォローできたら、そこでマル。

結果オーライでも十分ハナマルです。

いつも前に進んでいるイメージをもつ!

良い状態を目指し続けるのが子育て。上手くいかないたびに、振り出しに戻った気分になったり、先に進めていない気持ちになるのはエネルギーが奪われます。

イメージはいつも良い状態に進んでいるイメージで。

そのためのトライアル&エラー、ママのモチベーションは毎日マルをあげることでキープ。この心の持ちようは小さいことのようですが、結果は大きく変わってくることでしょう。